なぜ“優秀な人ほど”法人カードを軽視するのか

思想系

 

成果を出してきた人ほど、法人カードに無頓着のように思える。

  • 支払いは滞らない

  • お金にだらしないわけでもない

  • むしろ誠実で、合理的だ

 

だからこそ、

「カードは払えればいい」

「仕組みは後でいい」

そう考える。

 

もちろん、これは怠慢ではない。



成功体験がある人ほど陥りやすい、合理的な判断だと考える。

 

 


優秀な人は「自分」を信用している

 

結果を出してきた人は、

  • 自分の判断を信じている

  • 説明すれば理解されると思っている

  • 問題が起きれば対処できると知っている

 

つまり、その人格と能力で物事を解決してきた。

その延長線上では、法人カードはただの道具に見えるのではないか。

 

 


だが、組織は「人格」で回らない

 

組織が小さいうちは、人格で回る。

  • 何となくの了解

  • 空気の共有

  • 言わなくても分かる関係

 

しかし、ある段階を超えると、それは突然、機能しなくなる。

これは経営者ならよくある経験だと思う。

 

  • 誰も何も言わなくなる

  • 線引きが曖昧になる

  • 「まあいいか」が増える

 

崩壊はいつも、不正ではなく沈黙から始まる。

 

 


法人カードは「支払い」ではなく「設計」

 

法人カードは、

  • 経費を払う道具

  • ポイントを貯める仕組み

ではない。

 

その本質は、

誰が、どこまで、何を決められるのか

を無言で示す、権限設計の象徴だ。

 

  • 個人カードの立替が常態化している

  • カードが複数枚、無秩序に存在している

  • 「後で説明すればいい」が前提になっている

 

それはすでに、設計を放棄している状態と言えなくもない。

 


なぜ“優秀な人ほど”軽視するのか

 

理由は単純だ。

自分は間違えない、と思っているから

 

これは傲慢ではない。

実際に、ここまで正しかった。

 

だが組織経営では、

  • 正しさ

  • 誠実さ

  • 能力

は、仕組みによって初めて持続する。


仕組みは「人を疑うため」ではない

 

多くの人が勘違いしている。

  • 管理=不信

  • ルール=冷たさ

しかし実際は逆だ。

 

仕組みは、人を疑わなくて済むためにある。

 

法人カードを整えることは、

  • 自分を守ること

  • 他人を疑わなくて済むこと

  • 説明しなくていい状態を作ること

に直結する。

 


カードを選んでいるつもりで、何を選んでいるのか

 

法人カードを選ぶ行為は、

  • どの会社が得か

  • どの特典が多いか

では終わらない。

 

実際には、

自分は「人格で回す側」か

それとも「構造で回す側」か

を選んでいる。


後記

 

法人カードに無関心な人ほど、その判断は今までは合理的だったと思う。

 

だがもし最近、支払い行為について

  • 管理が煩雑に感じる

  • 一貫性が気になり始めた

  • 「このままでいいのか」と思う

 

そんな感覚があるなら、次の段階に入ったサインだと考える。

カードを見直すことは、支出を見直すことではない。

 

自分が、どんな構造の中で生きるかを決めること

なのだと思う。

 

私個人は現在、数枚の法人カードを有してる。

ただ、どのカードをメインカードにするのか、悩んでいるところでもある。

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