『JALカード』
JALがいよいよJALカード株の
売却の検討に入ったとのことです。
そこで、5月30日付けの日本経済新聞に載っていた
クレジットカード各社の規模です。
外資系カード会社は除かれていますが、以下のような
ランキングになっています。
『クレジットカード各社の規模(業界推計)』
1位 三菱UFJニコスグループ
2位 JCB
3位 クレディセゾン・ユーシーカードグループ
4位 三井住友カード
5位 イオンクレジットサービス
6位 JALカード
7位 OMCカード
8位 オリエントコーポレーション
9位 トヨタファイナンス
10位 ジャックス
(2006年3月末時点。業界推計)
JALカードの会員数は約176万人と
その数自体は三菱UFJの1/10を大きく下回るのですが、
年間取扱高は約1兆5000億円と利用効率はトップなのです。
「優良会員」が多い事実が窺えます。
このような優良顧客の囲い込みを目的に、
三菱UFJニコスグループや複数の金融機関・投資家が、
入札に興味を示しているようで、三井住友フィナンシャルグループも
名乗りを上げそうな様子です。
カード会社各社とも、買収による規模拡大を進めており、
JALカードは最後の優良物件となっているのです。
JALの主力取引銀行のメガバンクグループは日航に対して、
更なる追加リストラの柱として、資産売却などの有利子負債の
圧縮を強く求めています。
日航に再建を強く求めているメガバンクが、一方では
JALカードの買い手に名乗りを上げるという、
何とも珍しい案件となりそうです。。。