鹿島神宮カード
タイトル通り,このカードはある意味プレミアムなカードと呼んでもいいでしょう^^
■神社初! 鹿島神宮がクレジットカードを発行
2017年1月に鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)が,神社では初となるクレジットカードを発行しました.
「鹿島神宮」と漢字で書かれたその券面には,威厳を感じます.背景に描かれた社紋も,このカードを持つ者に力を与えてくれるような気がします^^;
早速,私も申込書を依頼しました.
三越伊勢丹グループ発行のエムアイカードとの提携カードですので,同カードの特典が利用できます.ただ,鹿島神宮カードでは一般カードで200円(税込)につき1ポイント,ゴールドカードでは100円(税込)につき1ポイントが付与されるのですが,このカードではエムアイポイントが貯まるわけではなく,代わりに鹿島神宮カードポイントなるものが付与されるシステムなのです.
●鹿島神宮カードポイント
鹿島神宮カードポイントとはどういうポイント制度なのか?
手元の申込書を読むと,以下のように記されています.
“貯まったポイントは,5,000ポイントごとに自動寄付されます.寄付いただいた方には,返礼品をお送ります.”
やはり,そうでしょうね^^
鹿島神社のカードを拝受するのですから,ポイントは寄付しなくちゃいけません.
そう,あくまで返礼品なのですから^^;
鹿島神宮カード
鹿島神宮との結びつきを強め、年会費、毎日のお支払いで貯まったポイントは寄付となるカードです。
・お祓いしたカードをご用意
・入会翌年度以降鹿島神宮より返礼品をお届け
・神職によるご案内や鹿島神宮宝物館入場無料など鹿島神宮での限定特典
・貯まったポイントは式年大祭の斎行および文化財の保護継承の財源として寄付
・カードは選べる3種類
(出典:https://www.micard.co.jp/app/micardapply/kiyaku?cpn_cd=ksm)
■鹿島神宮が神社初クレジットカード発行した理由
でも,なぜ今回鹿島神宮が神社初クレジットカード発行を決めたのか?
申込書に同封されたパンフを読み返してみますと,
式年大祭御船祭り??
御船祭の由緒
常陸国風土記に「毎年七月に舟を造りて津宮に奉納する」とあるように、鹿島の神と船との関係は創建時代にまで遡ります。
東路の果てに位置する鹿島はその昔、外海の太平洋と西の内海の中で船団の航行によって栄えた古代東国文化の要衝でした。御船祭は、東海を扼する鹿島に鎮座して関東の開拓鎮撫に当たる鹿島の大神を奉ずる当時の人々の足跡を伝える祭であり、およそ1700年前の応神天皇の御代より伝わる鹿島神宮最大の祭典なのです。
12年に一度の午年に斎行されるのは、十二支が一巡すること、また午は方角では南、時刻では正午と陽性が最も盛んであることから来ています。この大祭にはあらゆる邪気と不景気を祓う一陽来復の願いが込められています。
(出典:http://kashimajingu.jp/feature/%E5%BE%A1%E8%88%B9%E7%A5%AD/)
HPにも記されているように,貯まったポイントは式年大祭の斎行および文化財の保護継承の財源として寄付されるのです.この御船祭は1700年の歴史を持つと伝えられている同神宮最大の祭りで12年ごとに行われており,直近では2014年に行われております.
東洋経済ONLINEの記事によると,その費用はなんと総額20億円にも及んだようです.これだけ費用が嵩むと,自前の資金と寄付金のみでは,この大祭を維持していくことが非常に困難であろうと推察されます.
今後も大祭を継続していくための費用捻出の手段の一つとして,今回の神社初クレジットカード発行に至ったとも考えられます.
■鹿島神宮カードの保有者像
上にも述べたように,このカード保有者へのポイント還元率は実質ゼロです(返礼品制度は有).
では,どのような方がこのカードを望んで所有しているのでしょうか?
既出の東洋経済ONLINEの記事によれば,鹿島神宮カードの会員の3割が経営者や会社役員であるとのことです.この記事では,「鹿島神宮は御祭神が国作りに尽力した神様であること,源頼朝・徳川家康をはじめとする時代のリーダー・政をつかさどった人物に崇敬されてきたことなどから,リーダーシップが求められる経営者がご利益を期待して真っ先に申し込んでいるのだろう」と述べています.
支え支えられる互助の精神が背景にあるのでしょう.
今後,他の神社・仏閣でも同様なカードが発行されるのかもしれませんね.
しかし,お祓いまで受けたありがたいカードを,安財布に入れておしりのポケットに雑に入れておくなんて,罰当たりなことはできませんね^^;
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※今なら新規入会キャンペーン中で,プレゼントもあるみたいですよ^^