AMEX centurion
あるブラックカードホルダーの悲哀
年間200冊以上の本の読破を目指している当管理人です.先日,井川意高氏の【熔ける】を読みました.
一時期世間を賑わせた大王製紙前会長の著書です.
御曹司として生まれた故の苦悩,そして華やかな交友関係とギャンブルという深い罠にはまってしまった経緯が文中に赤裸々に綴られております.
その中にアメックスのブラックカードがもつ威力について,具体例を挙げて書かれた文章があります.特に,AMEXのブラックカードを使ってギャンブル資金を工面していた件は非常に生々しくそして興味深い内容です.
クレカを使い現金化!それにしても桁違いの額
現在の彼の置かれた状況下では,AMEXとダイナースから強制退会を命じられたようで,「無用の長物となったアメックスのチタンカード」とご本人は文中で述べています.
“チタン製カードなので(センチュリオンには)ハサミを入れることもできない”とのコメントは非常に深いものを感じさせます.
同氏はまた文中でセンチュリオンよりも上位カードとして,“世界の大富豪にはクリスタルやスケルトン、パープルと呼ばれるカードをもつ者もいる”と述べています.
井川氏ご自身もチタンカード以上のカードを求められていたのかもしれません.
私にはセンチュリオンの使い方はわかりませんが,そのカードを若くして手にしてしまい,センチュリオンに弄ばれてしまったのでしょうか?
106億8,000万円もの大金をカジノで熔かしてしまった彼の言葉には,事実を超えた何かを感じざるを得ません.
そして私たちも今,ブラックカードに弄ばれ始めているのでしょうか・・・
▶井川意高氏は刑期を終え,堀江貴文氏と共著で最近この本を上梓されましたね^^